RStudioをAWSのFreeTierのUbuntuにインストールする

AWSは指定されたイメージでインスタンスをあげると一年間は開発者用に無料でマイクロインスタンスを起動できるみたい(AWS Free Usage Tier)。
前からRStudioのServerバージョンが使いたかっけど、これでサーバーの無い私もタダでクラウドにRの開発環境GETだぜ!!


というわけで、AWSの開発者用無料インスタンスにRStudioサーバーをインストールしたのでメモ。


*なお、AWSは有料のサービスです。以下の作業を実行する際は必ず自己責任でお願いします。


手順は以下の通り、


AWSのマイクロインスタンスを作成
まず、AWSインスタンスを起動します。


今回は、ami-dab812dabというCanonicalが提供する64bit版Ubuntu11.04のAMIを使用しました。
インスタンスのサイズは無料にするためにマイクロインスタンスに設定してください。
その後、セキュリティグループを設定して、SSH接続が出来る環境を作成しておきます。


また、RStudioで使用するポート番号8787もクライアントからアクセス出来るようにしておきます。


このあたりの操作はクレジットカードの登録が必要だったりするので、人によって入力内容が異なるので割愛します。
詳しくはAWS関連のページをググるか記事末尾の参考記事を参照してください。
(オイオイ

Ubuntuのパッケージ管理apt-getを更新

$ sudo apt-get update

②Rのインストール
まず、Rが実行できないと話になりません。インストールは以下のコマンド一発です。

$ sudo apt-get install r-base

その後、Rがインストールされて実行出来るかどうか確認します。

$ R


③RStudio64bit版のインストール
RStudioの64bit版のメディアをネットからGETします。

$ wget https://s3.amazonaws.com/rstudio-server/rstudio-server-0.94.92-amd64.deb

dpkgコマンドでインストールを行うとサービスが自動で起動されます。

$ sudo dpkg -i rstudio-server-0.94.92-amd64.deb

ポート番号8787でサービスが上がっているかどうかを以下のコマンドで確認します。

$ netstat -a | grep 8787

なんか文字が表示されたらサービスが上がっているはずです。



④8787ポートへのアクセスを許可する
8787ポートへの外からのアクセス許可されていないので、許可します。

$ sudo iptables -A INPUT -p tcp --dport 8787 -m state --state NEW -j ACCEPT

⑤OSユーザーのセットアップ
RStudioはOSユーザーで認証を行うので、OSのユーザーを登録しなければなりません。
今回は、Ubuntuにデフォルトで設定されているubuntuユーザーでログインします。
デフォルトではパスワードが設定されていないのでubuntuユーザーのパスワードを登録します。

$ sudo passwd ubuntu

パスワードの入力が求められるので、登録します。



これでセットアップは終了です。あとは、以下のURLにアクセスして、
ユーザー名にubuntuを入力、パスワードは⑤で設定したパスワードを入力します。
http://<サーバーのグローバルIP>:8787/auth-sign-in



<参考>
AWSインスタンス起動、セキュリティグループの設定は以下の記事で。

RStudio公式サイトでのダウンロード、インストール手順はこちら。

実際にRStudioをインストールされた方々の手順メモです。